家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

『おおかみと7ひきのこやぎ』

おおかみと7ひきのこやぎ: グリム童話

おおかみと7ひきのこやぎ: グリム童話

読んでよかった度:★★★☆☆


グリム童話から『おおかみと7ひきのこやぎ』。

やわらかいタッチがとってもかわいらしいイラスト。
でも、子ヤギというより…子犬?


子ヤギたちが狼に食べられたと知り、助けに向かう母ヤギと末っ子ヤギ。

しかし狼のお腹の中で6匹の子ヤギたちがトランプをしている…!!



何これ楽しそう。


何て危機感のない子ヤギたち。

だけど退屈を想定してトランプを準備しておくしっかり者。

お腹の中で一匹だけ泣いてるのは状況を悲観してではなく、トランプで負けているからに違いない…!


あと、石つめすぎ。


かわいらしいイラストなのに突っ込みどころがあるのがまたいい。


今回は、自分のための読書でした。


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たかのももの『白雪姫』

白雪姫

白雪姫

読んでよかった度:★★★☆☆

言わずと知れたグリムの白雪姫。

イラストは、たかのももさんという実力派若手作家さんだそう。
色使いもタッチもステキ!

…でも小さな女の子が好きな絵かといったらちょっと微妙…。
魚の尾の帽子をかぶって鍋の風呂に入る王妃の画はかなりシュール。


ストーリーは一般的な白雪姫から逸脱しないけれど、運命の流れに身を任せる白雪姫に対して、鏡の答えに一喜一憂し行動する王妃。
ラストは白雪姫の結婚の知らせを受けショックで倒れる王妃。
主人公は王妃のほうかもしれない…。


今回は、自分のための読書でした。


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ページの隅々まで楽しめる『いばらひめ』

いばらひめ<新版> (海外秀作絵本)

いばらひめ<新版> (海外秀作絵本)

読んでよかった度:★★★★☆

作品によっては「眠り姫」「眠りの森の美女」など呼び名が色々あるけれど、グリム作では「いばらひめ」みたい。


エロール・ル・カインのイラストが幻想的で美しい。

イラストはもちろんのこと、文章ページの枠に描かれた絵もまた繊細で綺麗。
薔薇のイラストや、炎のイラストなど、そのページのストーリーに合わせた演出がいい。

特に姫が15の誕生日に一人で古い塔に向かうシーンの文章の枠のイラストは、これから起きる不幸を予告するかのように小さな悪魔がいざなっているかのよう。

ページのすみずみまで楽しめる作品。



今回は、自分のための読書でした。


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ちょっと切ないラプンツェル

ラプンツェル―グリム絵本

ラプンツェル―グリム絵本


読んでよかった度:★★★★☆

どのページも優しいタッチでありながら、冬の寒々しさや月夜の妖しさ、春の暖かさが伝わってくる。

そんなバーナデット・ワッツのかわいらしいイラストも手伝って、他の絵本に比べるとゴテルの描写がソフト。

作品によっては「魔女」と書かれるがこの作品では「魔法使い」で、ラプンツェルを育て遊んでやる表情はまるで孫をあやすおばあさんのよう。


大事に育てていた植物を隣に住む夫婦に盗まれ、その夫婦から引き取り大事に育てたラプンツェルはこっそり若い男と密会。
見方によってはゴテルはけっこうかわいそうな人なのかもしれない。


そう考えると、ラプンツェルを失ったゴテルの悲しみも理解できないこともないし、それだけの愛をもって育てられたラプンツェルが育ての親を思い返す日も多いのではないか。


今まで読んだ作品はゴテルが「魔女」として悪役に徹することで、ハッピーエンドと感じさせていたのかもしれない。



今回は、自分のための読書でした。


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『トコトンやさしいダムの本』読了

著者はダム建設に実際に関わった経験のある大学教授の溝渕利明氏。
「ダムは水をためるもの」程度の知識の人にもわかりやすく、かつ「ダムのことなら何でも知りたい」といった人も満足できそうなほど濃厚な内容。


こんな人向け

  • ダムの基本的なことを知りたい人
  • とにかくダムが好きな人


読んでよかった度:★★★★☆

私はダムに特別の想いなんて一切ないし、特に機能が知りたいというわけでも身近な人がダム建設に関わってるなどもなく、以前テレビでダムを熱く語る人を見て、ちょっと気になって読んでみた。

そんな私のような人間にも、わかりやすく興味深く読むことができる。


地球上の水の量や、日本の降水量に対する使用量と資源量、日本各地でおきた災害や、各県・各国のダムの数や、世界の決壊事故なども知ることができる。
(本の出版日が2018年7月なので、同7月の西日本豪雨や9月のラオスダム決壊事故については残念ながら載ってない。)


ダムの定義、ダムの種類、ダムの役目といった基本情報のほかにも、ダム建設の流れや、自動化が進むダム建設、経済効果に維持方法、ダムカードやダムカレー、小説や映画にみるダムなど、本当に多岐にわたる。


個人的に面白かったのは、地球上の水で使用できるのは全体のわずか0.01%しかないという話と、ダム建設後に地震が頻発するという話。
これは気になる…!



今後世界の人口増加とともに水不足が心配される中、日本の地下資源権が不明瞭なまま外国人に土地を買われたり、水道事業を民営化する話が出たり、温暖化とともに豪雨も増えるしと、何かと心配な「水」。
ダム建設には数十年かかることもあるというし、手遅れになる前に対策していただきたい…!


今回は、自分のための読書でした。



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10月に読んだ本

読んだ本の数:11
読んだページ数:1907


読書の秋だし、意識して読んだつもりだったのに少ない!
しかも漫画や絵本ばっかり…。
11月はもっと読めるといいなぁ。


祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)感想
読んでよかった度:★★★★☆
(以下ネタバレ)推理小説でハッピーエンドなんてないのだろうけど、何とも心沈む結末。
父親の殺人は娘を守るためであり、優しさゆえに会ったこともない主人公への気遣いが事件解決への糸口となってしまう。
娘の夢が叶ったことと、作中にある「死んで子供を見守ることができる」という考えに少し救われるものの、結果として見守る娘が獄中ではね。
読了日:10月24日 著者:東野 圭吾


ときめく薔薇図鑑 (Book for discovery)ときめく薔薇図鑑 (Book for discovery)感想
読んでよかった度:★★★★☆
薔薇図鑑というにはかなり薄く、載っている品種は決して多くはないけど、どのページをめくってもバラ、バラ、バラ…!!
写真がとにかく美しい。
各品種の系統、咲き方、作出年/人/国、花の特徴や名前の由来などに加え、バラの歴史や絵画や書物にみる薔薇、育て方や、鑑賞だけでなく花びらや実の活用方法なども紹介されている。
読了日:10月23日 著者:元木 はるみ


美少女作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ美少女作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ感想
読んでよかった度:★★★★☆
5人のプロ絵師さんの描きおろしイラストと共に、女の子をかわいく描くコツを教えてくれる。
表紙も担当している一人目のイラストレーター、フライさんの描き方を見ながら実際に女の子を描いてみた。⇒
http://nashico-books.hatenablog.com/entry/2018/10/19/235948
読了日:10月20日 著者:フライ,げみ,けーしん,田中 寛崇,U35


仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣 (Asuka business & language book)仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣 (Asuka business & language book)感想
読んでよかった度:★★★★★
ミスをする人としない人の行動や考え方の違いが解説されているだけでなく、すぐにでも実践したいと思わせる説得力がある。
最後の章でさらっと書かれている「気づく力」はかなり重要だと思う。
「自分はちゃんとできてる」と思い込んだら最後、それ以上の成長は見込めない。
全体を俯瞰するということは勉強にしろ仕事にしろ必要なスキル。
仕事をやってるつもりになっていて、なぜ自分ばかり注意されるのか、と普段感じる人にはぜひ読んでもらいたい。
読了日:10月17日 著者:藤井 美保代


ONE PIECE 90 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 90 (ジャンプコミックス)感想
読んでよかった度:★★★★★
懐かしいキャラが多くて嬉しい巻だった!
ガープ最高(´∀`*)
ついにワノ国入り!
続きが気になる~
イラストはブログで。描きたい人たくさんいたけど、表紙からガープ、しらほし、サボ、ビビ、マンシェリーの5人抜粋。⇒
http://nashico-books.hatenablog.com/entry/2018/10/16/233112?_ga=2.194333988.866981206.1537843893-861942057.1517296503
読了日:10月17日 著者:尾田 栄一郎


超入門 これなら描ける!服のシワの描き方の教科書 (マンガの教科書シリーズ)超入門 これなら描ける!服のシワの描き方の教科書 (マンガの教科書シリーズ)感想
読んでよかった度:★★★★☆
引っぱったときのしわ、重力によるしわ、よせじわや、くせじわなど、服にしわができる法則、素材のやわらかさや厚みによる表現の違いなど、しわの描き方を教えてくれる。
色々なシチュエーションのサンプルもたっぷり。
見たまま描くことが必ずしも正解ではなく、取捨選択が必要だろうけど、サンプルと比較することで自分のイラストの理想のしわが見つかるかも。
実際に描いてみた↓
http://nashico-books.hatenablog.com/entry/2018/10/14/002937
読了日:10月14日 著者:


池上彰の「天皇とは何ですか?」池上彰の「天皇とは何ですか?」感想
読んでよかった度:★★★★☆
憲法、歴史という視点からみた天皇に始まり、現在の皇室のしくみや皇室の仕事、生前退位についてを池上節でわかりやすくまとめられてる。
池上彰がみる天皇や、元執事による天皇のお人柄にもふれられる。
象徴という言葉をあまり疑問に思ったこともなかったけど、象徴になった側の苦悩を考えたことはなかったな。
生前退位の意味や旧宮家復活について等疑問に感じる箇所も。↓(続き)
http://nashico-books.hatenablog.com/entry/2018/10/11/194057
読了日:10月11日 著者:池上 彰


藤城清治の影絵の絵本 グリム藤城清治の影絵の絵本 グリム感想
読んでよかった度:★★★★☆
藤城清治氏の名前を知らなくても、CMや「みんなのうた」で絵を見たことがある人は多いはず。
グリム童話の中でもマイナーな5作品を収録。
『雪白ちゃんとバラ紅ちゃん』は女の子2人と悪い小人と動物と王子という童話らしい登場人物でかわいらしい物語。
だけど他の有名グリム童話にはある「困難」にあたるものがないせいかやはりマイナー。
他の話も、男の魔法使いが出てきたり、竜が出てきたり、死者がよみがえったりと、普段目にするグリム童話には見られない登場人物や展開が面白い。
読了日:10月09日 著者:藤城 清治


コケコッコー (1976年)コケコッコー (1976年)感想
読んでよかった度:★☆☆☆☆
空を飛べる気がするおんどりの夢のお話。

子供のころに読んだ、おんどりが主人公の絵本を探してて、図書館でこの本を見つけたんだけど、これじゃなかった…。

ビー玉を誤飲してしまったおんどりを助けるために、子供たちが他の動物や人間に頼んで回る話なんだけど、あれは何ていう絵本だったんだろう…

何かをするには他の誰かの力が必要で、その誰かもまた他者の力を必要としていて、まわりまわって自分も誰かを助けているといった教訓があり、母親がすごく好きな絵本だった。

もう読めないのかなぁ。
読了日:10月04日 著者:ラインホルト・エーアハルト


ねむりひめねむりひめ感想
読んでよかった度:★★★☆☆
女の子が大好きなピンクや薄紫をたっぷり使い、いきすぎない現在風のイラストで女の子はきっと好きな絵本。
最初のページに「この本は  のもの」と、自分の名前を書くことができて、贈り物に良さそう。
ただ、王子の青髭はちょっと気になる…(笑)
普段は違うテイストの絵を描くのかな…という疑問を持ってしまうやや違和感のある絵だったなぁ。
けど、女の子は好きなはず。
読了日:10月03日 著者:グリム 原作,サラ・ギブ 絵


オールカラー 楽しみながら国語力アップ! マンガ 漢字・熟語の使い分け (ナツメ社やる気ぐんぐんシリーズ)オールカラー 楽しみながら国語力アップ! マンガ 漢字・熟語の使い分け (ナツメ社やる気ぐんぐんシリーズ)感想
読んでよかった度:★★★☆☆
小学生が間違えがちな、熱い、暑い、厚いの違いから、収める、納める、治める、修めるなど、大人でも迷ってしまうような言葉の使い分けがわかりやすく説明されている。
同訓異字、同音異義語、熟語、部首、難読漢字の5章にわかれており、章ごとのストーリー漫画、各ページの4コマ漫画とクイズもあり、小学生でも気軽に読めそう
漢字の歴史や成り立ち、漢字辞典の引き方、各学年で習う漢字一覧など、漢字にまつわる話が盛りだくさん。
一通り読んだけど、量る、図る、測る、計るを使い分ける自信はまだ持てない…
読了日:10月02日 著者:


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『祈りの幕が下りる時』読了

小説はほとんど読まないのだけど、旦那が面白かったというので読んでみた。


読んでよかった度:★★★★☆

加賀恭一郎シリーズ第10作目。
このシリーズは何作か読んだことはあるけど、3回忌がどうの…のくだりは読んだ覚えはあるけど忘れちゃったなぁ。
シリーズを通して読めばもっと楽しめたのかも。

登場人物が多く時代も前後し、偽名やら芸名やらが多く、記憶力の優秀ではない私には一気に読まないといけないものだったな。

時代背景とツールの変化

シリーズ通して時代背景がほぼリアルタイムのようで、以前のシリーズでは出てこなかったであろう、Googleアースやタブレット端末が登場。
このシリーズだった気がするのだけど、「尾行をするのにパスネットが便利だ」という内容を思い出した。
わざわざ説明している感が否めないけど、違う時代に読むことを考えると親切設計。
あぁ、この時代はこれが便利だったんだなと。

感想(ネタバレ)

推理小説でハッピーエンドなんてないのだろうけど、何とも心沈む結末。
父親の殺人は娘を守るためであり、優しさゆえに会ったこともない主人公への気遣いが事件解決への糸口となってしまう。
娘の夢が叶ったことと、作中にある「死んで子供を見守ることができる」という考えに少し救われるものの、結果として見守る娘が獄中ではね。



今回は、旦那と自分のための読書でした。


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『ときめく薔薇図鑑』

ときめく薔薇図鑑 (Book for discovery)

ときめく薔薇図鑑 (Book for discovery)


こんな人向け

  • バラを眺めて幸せな気分にひたりたい人


読んでよかった度:★★★★☆

薔薇図鑑というにはかなり薄く、載っている品種は決して多くはないけど、どのページをめくってもバラ、バラ、バラ…!!
写真がとにかく美しい。

各品種の系統、咲き方、作出年/人/国、花の特徴や名前の由来などに加え、バラの歴史や絵画や書物にみる薔薇、育て方や、鑑賞だけでなく花びらや実の活用方法なども紹介されている。


花の絵は本物の美しさを絶対に超えないと思っているけど、花の絵も描けるようになりたいので練習。
黒板に描いてる感じにしてみた。

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この本にも紹介されていて、以前 母の日にプレゼントしたガブリエル。
購入したガブリエルはあまり色のないものだったけど、この本の写真のガブリエルは透明感のある薄紫が本当に綺麗!


薔薇の品種はなんと3万もあるのだそう。
見た目はもちろんのこと、つけられた名前も個性的で面白い。


今回は、自分のための読書でした。


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『美少女作画 』を読んで実際にイラスト描いてみた

美少女作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ

美少女作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ


こんな人向け

  • かわいい女の子を描きたい人


読んでよかった度:★★★★☆

5人のプロ絵師さんの描きおろしイラストと共に、女の子をかわいく描くコツを教えてくれる。

表紙も担当している一人目のイラストレーター、フライさんの描き方を見ながら実際に描いてみた。

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花をイラストによく入れる方のようだったので私も真似てみた。
百合イラストだったので私も百合に。
花も百合をチョイス。


実際に使っているというクリスタのフリー素材のブラシをダウンロードして使ってみた。
柔らかめの鉛筆のタッチでいい感じ。


花ってちゃんと描いたことないかも…
というかこれもちゃんと描けているか微妙だけど。


人の描き方を真似ると新しい発見があっていいな。

まだ一人目なので、他のイラストレーターさんのも参考に描いてみよっと。


今回は、自分のための読書でした。


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サラ・ギブの「シンデレラ」

グリム原作、魔女の宅急便作者の角野栄子訳、サラ・ギブ絵のシンデレラ。


こんな人向け

  • すべての女の子


読んでよかった度:★★★☆☆

同シリーズのねむり姫同様、最初のページに
「この本は  のもの」と、自分の名前を書くことができて、贈り物に良さそう。

イラストも現代風でありながら絵本の世界観を崩さず今の女の子向け。
魔法にかけられたシンデレラのドレスが光るイラストは本当に綺麗!
舞踏会は三夜にわたり開催されるので、ドレスもたくさん見ることができ、女の子心をくすぐる。


他のシンデレラ同様、実母が死んで再婚するんだけど、お父さんが一切出てこない不思議。
お父さんは娘がひどい扱いされてる間どうしてるんだろうか…


継母がシンデレラをいじめる描写はなく、二人のお姉さんもそこまでひどくないし、ラストシーンで姉たちは領主とダンスをする、など良くも悪くも現代風。

個人的には童話の登場人物に名前をつけるのはあまり好きじゃないな。


今回は、自分のための読書でした。


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