サラ・ギブの「ねむりひめ」
グリム原作、魔女の宅急便原作者の角野栄子訳、サラ・ギブ絵のねむり姫。
- 作者: グリム原作,サラ・ギブ絵,角野栄子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: 大型本
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こんな人向け
- すべての女の子
読んでよかった度:★★★☆☆
女の子が大好きなピンクや薄紫をたっぷり使い、いきすぎない現在風のイラストで女の子はきっと好きな絵本。
最初のページに「この本は のもの」と、自分の名前を書くことができて、贈り物に良さそう。
ただ、王子の青髭はちょっと気になる…(笑)
普段は違うテイストの絵を描くのかな…という疑問を持ってしまうやや違和感のある絵だったなぁ。
けど、女の子は好きなはず。
今回は、自分のための読書でした。
似て非なる言葉を正しく覚える
オールカラー 楽しみながら国語力アップ! マンガ 漢字・熟語の使い分け (ナツメ社やる気ぐんぐんシリーズ)
- 作者: 青山由紀
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こんな人向け
- 小学校1~6年生
- 「聞く」と「聴く」、「降りる」と「下りる」など どちらの漢字を使えばいいか迷ってしまう人
読んでよかった度:★★★☆☆
小学生が間違えがちな、「熱い」「暑い」「厚い」の違いから、「収める」「納める」「治める」「修める」など、大人でも迷ってしまうような言葉の使い分けがわかりやすく説明されている。
同訓異字、同音異義語、熟語、部首、難読漢字の5章にわかれており、章ごとのストーリー漫画、各ページの4コマ漫画とクイズもあり、小学生でも気軽に読めるのがいい。
漢字の歴史や成り立ち、漢字辞典の引き方、各学年で習う漢字の一覧など、漢字にまつわる話が盛りだくさん。
一通り読んだけど、「量る」「図る」「測る」「計る」を使い分ける自信はまだ持てない…!
今回は、子供と自分のための読書でした。
フェリクス・ホフマンの『ラプンツェル』
- 作者: グリム,フェリクス・ホフマン,Felix Hoffmann,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1970/04/30
- メディア: 単行本
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こんな人向け
- 娘に危機意識を持たせたいお母さん
読んでよかった度:★★☆☆☆
絵が暗めで、小さい女の子が好むかは微妙なところ。
発行1970年と古いこともあり、「奥方」という表現など訳に時代を感じるところも。
ラプンツェルの妊娠の行が一切なく、魔女が最後死んでしまうところは他の絵本とちょっと違う。
魔女の恐ろしさや、因果応報といった教訓目的であればオススメ。
今回は、自分のための読書でした。
読了『もっと深く知りたい!ニュース池上塾』
最近ネット上でちょっとザワついてる池上彰氏による、
『もっと深く知りたい!ニュース池上塾』。
中日新聞に載せられてる高校生からの質問への池上氏の回答をまとめたものだそう。
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2018/07/01
- メディア: 単行本
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こんな人向け
- 最近ニュースをチェックしているけど、今一つピンとこない人
読んでよかった度:★★★★☆
裁量労働制、沖縄基地問題、北朝鮮問題、難民問題など、耳にはするけれど、ニュースを聞いただけでは今一つよくわからない問題を、池上氏がわりやすく解説するという内容。
質問は30にもわたるので、100%解決するような回答ではないけれど、大筋は理解できる。
タイトルの「もっと深く知りたい!」は、知りたいからこの本を読むという意味ではなく、読んだうえでもっと深く知りたくなる、という意味なのかも。
拉致の事実がありながら、北朝鮮から船が漂着する理由を「食料不足のせい」と言い切るなど、やや疑問の残る回答もあり。
朝日新聞の謝罪文の掲載問題を池上氏本人が回答してるは面白かった。
世界にむけての謝罪文掲載も促してほしい。
今回は、自分のための読書でした。
最近 自分のためばっかりだな、まいっか。
いもとようこのラプンツェル
大使館がどれだけ大切な仕事をしているか
今回読んだのは、『よくわかる大使館』(監修/河東哲夫)。
こんな人向け
- 大使館のことをざっくり知りたい小学生
- 大使館のことをほとんど知らないまま大人になっちゃった私のような人
読んでよかった度:★★★★☆
大使館について、しくみや外交の重要性、具体的な仕事内容などを紹介した児童書。
全ページイラスト入りのカラーでわかりやすい。
経済や軍事などの強制力ではなく、文化や価値観などによって共感や信頼を得ることをソフトパワーと呼ぶのだそう。もうちょっといいネーミングなかったのか…は置いといて、経済大国である日本がODAやPKOを行えるのはもちろん、ソフトパワーの面でもすごく優位だなと思う。
長い歴史から生まれた多様な文化、発達した技術に、世界に誇るアニメと漫画。
とくにアニメや漫画をその国で放送・販売してもらうことで子供たちが日本を好きになってくれる。
その子供たちが大人になり、旅行や仕事で日本に来る、政治面でも親日になる。
これってものすごいメリットだよね。
最近ネットで知ったんだけど、イラクの日本大使 岩井文男氏が現地の人からとても愛されているようで、先月 大使の帰国が決まったときにイラク国民は安倍首相に延期を依頼するツイートをしたり、イラクの首相になってほしいと言ったり、離任をものすごく惜しんだのだそう。
国民とふれ合うためにSNSで動画配信をし、国民の心に寄り添うことで信頼を得たようで、イラクの人から愛されているみたい。
嬉しいニュースだったのに、テレビでは見なかったなぁ。
たった一人の行動がその国を親日にする可能性を秘めている、大使館の仕事。
こんなにも重要で、評価もされているんだから、もう少し注目されてもいいのになぁ。
今回は、自分のための読書でした。
読了『マジ文章書けないんだけど』
今回読んだのは、『マジ文章書けないんだけど/前田 安正 (著)』
読んでよかった度:★★★☆☆
朝日新聞のベテラン校閲記者による、文書作成のコツをストーリー仕立てでわかりやすく学べる本。
帯には書いてあるみたいだけど、エントリーシートや企画書、メールなど企業内文書向けの内容。
小説や感想文を書きたいって人は違う本をどうぞ。
前半は「マジヤバい、全然イケる、フツーにウマいし」のようなマジ文章書けない人向けなんだろうけど、その程度の日本語理解の人間に「彼はリンゴは好き」と「彼はリンゴが好き」の違いを論理的に語ったところで理解できるのかやや疑問。
外国人に説明するなら理屈の説明も有効かもしれないけど、ネイティブならそこは感覚じゃないのかな?
なので前半は、「へー、言われてみると理屈はそうかもね」程度。
後半からは、こそあど言葉や5W1Hの活用、文を分割して再構成するなど、上手に伝えるためのポイントを教えてくれる。
特にエントリーシートに苦戦してる人は、自分の文章の過不足に気づけるかも。
最近、旦那の作成するプレゼン資料やメールのチェックをさせられるので、旦那に読んで欲しい本だわ(;´∀`)
今日は、旦那と自分のための読書でした。
進撃の巨人25巻
今回読んだのは、進撃の巨人25巻。
みんなすっかり大人になっちゃって。
エレンの目がやばい…( ゚Д゚)
戦争モノで、「相手にも家族がいて、どちらか一方が悪いわけではない」的な話はよくあるけど、ここまで主人公側が悪魔のような存在だと相手側に恐れられる作品もない。
心が弱くそれを自覚する人間くさいライナーに対して、民間の子供をも殺してしまうエレン。
言動も表情も主人公のほうが悪そう('Д')
前回読んでから時間が経ったから内容忘れてしまって、けっこー雰囲気だけで読んでしまった(;´∀`)
最初から読み直そうかなぁ…
かなり話が前後するからちょっと難しいよね。
今日は自分のための読書でした。
いわさきちひろ絵の白雪姫
今回読んだのは、「いわさきちひろ・おはなしえほん」シリーズから『しらゆきひめ』。
文:立原えりか
絵:いわさきちひろ
こんな人向け
- すべての女の子に!
古代の日本人の性格は?
日本史勉強中の私が今回読んだのは
歴史学者 松尾 光氏の『現代語訳 魏志倭人伝』。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 歴史 > その他
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 864円
読んでよかった度:★★★★☆
魏志倭人伝だけでなく、『漢書』『後漢書』などからも当時の日本の様子を記したものを原文と現代文を含め説明された本。
学校で習った魏志倭人伝は、中国の歴史書であることと、日本に卑弥呼が治める邪馬台国という国があったということくらい。
以前読んだ本で、「古代の日本人は全身に入れ墨をしていたことが魏志倭人伝に記されていた」という記載から興味をもって読んだみたんだけど、これがなかなか面白い!
遺跡からはわからない当時の日本
遺跡から当時の家や食べ物、道具はわかるけど、文字を持たなかった日本では知りえなかったことがたくさん。
蚕を育てて糸を紡いでいたとか、全身に顔料を塗っていたとか、その目的が海で漁をするときに大型の動物に襲われないようにするためとか、一夫多妻制であったとか、差別がないとか、人が死んだときに歌を歌い酒を飲み踊ったとか、遺跡からはわからないことだらけ。
どの書にも「女が多い」ってあるけど、男はなんで少なかったんだろう???