家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

エロール・ル・カインの『おどる12人のおひめさま』

おどる12人のおひめさま<新版> (海外秀作絵本)

おどる12人のおひめさま<新版> (海外秀作絵本)



読んでよかった度:★★★★☆


12人の姫の靴が毎晩ボロボロになる秘密を解き明かした者に姫を一人やるという王のおふれに、魔女の助けをえて兵士が挑戦する…というグリム童話の中ではマイナーな作品。


秘密の通路を抜けて、幻想的な森を抜け、湖で待ち受ける12人の王子たちと夜ごと繰り広げられる舞踏会。
エロール・ル・カインの幻想的なイラストと12組の男女の仮面がいかがわしさを感じさせる。


謎を解き明かした兵士は約束通り姫を一人選び結婚するけど、
12人の姫と12人の王子はきっとお目当ての相手がいたのだろうに、ちょっとかわいそうな気もする。

最後のページの12人の王子たちの姿がちょっと切ない。



今回は、自分のための読書でした。


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