家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

『完訳グリム童話集1』読了

決定版 完訳グリム童話集〈1〉

決定版 完訳グリム童話集〈1〉


こんな人向け


読んでよかった度:★★★★☆


グリム兄弟が執筆したグリム童話の最終形態の日本語訳の第一巻。

今出ている絵本の多くがこの版を元にしたと思われる。


収録されているのは『狼と七ひきの子ヤギ』『ラプンツェル』『ヘンゼルとグレーテル』をはじめとした20話。
この3話以外は知られていない話ばかりで、動物しか出てこない話やキリスト色の強い話など、普段みることのないグリム作品が楽しめる。


巻末の記載で「初版では白雪姫やヘンゼルとグレーテルは継母ではなく実母だった」など初版との違いについて知ることができる。

初版で26歳だったグリム(兄)が、最後となるこの第7版を出版したころには72歳。

年月とともにソフトになる描画の変化を読み比べたくなる。



今回は、自分のための読書でした。


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