家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

ページの隅々まで楽しめる『いばらひめ』

いばらひめ<新版> (海外秀作絵本)

いばらひめ<新版> (海外秀作絵本)

読んでよかった度:★★★★☆

作品によっては「眠り姫」「眠りの森の美女」など呼び名が色々あるけれど、グリム作では「いばらひめ」みたい。


エロール・ル・カインのイラストが幻想的で美しい。

イラストはもちろんのこと、文章ページの枠に描かれた絵もまた繊細で綺麗。
薔薇のイラストや、炎のイラストなど、そのページのストーリーに合わせた演出がいい。

特に姫が15の誕生日に一人で古い塔に向かうシーンの文章の枠のイラストは、これから起きる不幸を予告するかのように小さな悪魔がいざなっているかのよう。

ページのすみずみまで楽しめる作品。



今回は、自分のための読書でした。


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