家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

藤城清治の影絵のグリム

藤城清治氏の影絵によるグリム童話

藤城清治 影絵の絵本 グリム

藤城清治 影絵の絵本 グリム

藤城清治氏の名前を知らなくても、CMや「みんなのうた」で絵を見たことがある人は多いはず。


こんな人向け


読んでよかった度:★★★★☆

グリム童話の中でもマイナーな以下5作品を収録。

  • 雪白ちゃんとバラ紅ちゃん
  • お月さまのなかった国
  • 六羽の白鳥
  • 土の中の小人たち
  • 花にされた子ども


1話目の『雪白ちゃんとバラ紅ちゃん』は唯一私が知っていた作品。
女の子2人と悪い小人と動物と王子という童話らしい登場人物でかわいらしい物語。
だけど他の有名グリム童話にはある「困難」にあたるものがないせいか、マイナーなお話。


『六羽の白鳥』も知ってると思ったけど、読んだことがあるのはアンデルセン童話の『野の白鳥』かも。
どちらも、複数の王子が魔法で白鳥にされてしまい、末の王女が草で服を編んで兄たちを助けるといったストーリーでよく似ている。


他の話も、男の魔法使いが出てきたり、竜が出てきたり、死者がよみがえったりと、普段目にするグリム童話には見られない登場人物や展開が面白い。


今回は、自分のための読書でした。


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