家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

縄文人はどんな生活をしてた?

今回読んだのは、土偶大好きフリーライターの譽田 亜紀子さんによる『知られざる縄文ライフ』。
イラストはスソアキコさん。



こんな人向け


読んでよかった度:★★★★☆

縄文時代の生活をたっぷりのイラストで紹介した本。


植物からつくった糸で機を織って服にし、木で船を作って海を渡り交易をし、呪術師が通過儀礼を行い、海水から塩をつくり、骨でつくった釣り針で釣りをし、植物を栽培し、土から土器をつくる。
なんて充実 縄文ライフ!(*'ω'*)


海で採った魚貝と海藻と海水を土器に入れてぐつぐつ…おいしそう!

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髪は綺麗に結って漆塗りのかんざしを挿して、耳には石のピアス、手首には貝のブレスレット、首にはヒスイの首飾り。
おしゃれ!


でも、土器の作り方は載ってなかったなぁ。

学校では教えられない…?

女性を模したといわれる土偶は学校で習ったけど、男性を模したといわれる石棒については習わないから知らなかったなぁ…。
ってかこれは…教科書に載せられないか(*ノωノ)
気になる人は自分で調べてね。

実は超高齢化社会

乳幼児の死亡率の高さから、寿命は30~40歳程度みたいだけど、一度大人になってしまえば意外と長生きだったようで、実は65歳以上が3割という説も。
平成29年の65歳以上の割合は27.7%。
今より高齢化社会Σ(゚Д゚ )

夢が膨らむ縄文事情

日本は火山灰のせいで土が酸性のため、有機物が残りにくいそう。
しかも当時の日本には文字がなかった。(実は文字があった説を最近知ったのでこれは今後調べてみたいな)
なので縄文時代の生活は想像の域を出ないものも多いみたい。


以前読んだ本では2年ごとに子供を産み続けたのではないかと書いてあったけど、この本では上の子に子守をしてもらうために間をあけて出産するなどコントロールしていたかもと想像。
避妊方法のない時代にそんなことできるのかなぁ(;´∀`)


縄文時代のデートを考えるコラムもあり、縄文人の恋事情の想像も膨らむばかり(*'▽')


彼らの恋のおかげで今の私たちにつながってるのよね。


今日は自分のための読書でした。

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