家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

まずはイソップ物語から

今回読んだのはこちら↓


こんな人向け

  • すべての子供たち
  • イソップ童話を知らずに大人になってしまった人


読んでよかった度:★★★☆☆

はらぺこあおむし』で知られるエリック・カールによるイソップものがたり。

★3つなのは物語を知っているからで、子供に読ませてあげる本としては五つ星!!


この絵本では『ライオンとネズミ』をはじめとして、『○○と○○』といった11話を収録。
有名どころだと、『ウサギとカメ』と『アリとキリギリス』あたりかな。


イソップ物語は1話が短いながらも教訓があるのがいい。
説教臭いこともないし、故事成語のように難しくもない。


イソップ物語と大人たち

大人になっても何となくみんな、イソップ物語を引用するんじゃないかな?

↓この程度は通じそう。


「私、うさぎじゃなくてカメタイプなんだよね」
「狼少年になるなよ」
「北風じゃなくて太陽がいい」

とかね。


「問題は誰が鈴をつけるかだ」


あたりもおさえておきたい。

f:id:nashico_books:20180419143217j:plain

※あまりメジャーじゃないかもしれないから一応説明しておくと、
敵の位置把握のために、ネズミたちが猫に鈴をつける作戦を立てるが誰も行動に起こせないという話。
事件は会議室で起きてるのではないのです。


みんながイソップ物語を知ってるから、
キリギリスの寿命は2か月だから遊んでて当然だと話題になったり、
『すっぱいブドウ』が心理学用語になったり、
『未来ウソップ』が生まれるんだろうね。

ってことは知らないとマズい…かも?


イソップ物語で学ぼう

学校で習う、中国の故事成語や日本のことわざに比べ、決して習いはしないけど絵本で学べるイソップ童話の教訓。
正確な物語を覚えていなかったとしても、動物たちの気持ちは大人になっても忘れずに残るもの。


子供に読ませる本のひとつに、ぜひイソップ物語を!



あ、今回紹介した絵本には『北風と太陽』と『狼と少年』は含まれてませんので悪しからず。


今日は自分と子供たちのための読書でした。


みんなの書評はこちら→
ポチリと応援よろしくお願いします。→