戦争の理由と哲学
ときどき子供から質問される。
「どうして戦争するの?」
なので今回読んだのがこちら↓
こんな人向け
- 戦争を哲学的に考えたい10代
読んでよかった度:★★☆☆☆
タイトルから、具体的な戦争の理由の記載を期待しまったけど、哲学本でした。10代向けの。
評価が低いのは期待と違っていたかというよりは、うーん…哲学ってヨクワカラナイ。
哲学って
哲学という学問が苦手で、確か高校のときに習った覚えはあるのだけど何が言いたいのかさっぱり…
もしかすると宗教にあまり関心のない日本には不向きな学問なのかも?
ニーチェやソクラテス、デカルトとか有名な哲学者ってたくさんいるけど、日本の哲学者は一人も知らない。
私が無知なだけ?
哲学というものがそもそも何なのかよくわからない。
調べてもよくわからない。
「モノのとらえ方によって見え方が違うという考え」って感じ?
違う??
小人の戦争
ガリバー旅行記内で、小人の国がゆで卵を上から食べるか下から食べるかで何年も戦争している話を馬鹿げてると批判する話が紹介されてた。
日本人から見た宗教戦争がこれに近い気がする。
卵みたいなどうでもいいことと一緒にするということではなくて、
小人にも小人の言い分があり、上から食べることのメリットとデメリットがあったり、ゲン担ぎだったりと譲れない理由があるはずで、その理由に耳を傾け自分とは違う考え方を受け入れればいいのにってさ。
相手に合わせろっていうんじゃなくて、相手は違う食べ方をするんだよ、っていうだけの話。
宗教戦争をする人たちの目に、この「ゆで卵戦争」はどう映るんだろう。
この本は哲学本なので「戦争する理由」の答えはなく、戦争の理由をどう考えるか、そもそも戦争とは何か、どう問いかけると答えを導き出せるか、という方法を教えたいのかな?まぁ何にせよ、哲学ヨクワカラナイ。
ただ一つ言いたいのは、書き出しで「戦争をしたい人はいない」と言い切ってそこから「なぜ戦争をするのか」に進むところは疑問。
「戦争をしたい人がいるから戦争が起きる」という可能性を一番最初になぜ切り捨てたのか。
哲学の定義がイマイチわからず、作者の意図するところとはズレた感想かも。
哲学って何なんだろう。
とりあえず、考えている私は存在している。
今日は子供たちと自分のための読書でした。