家族のために本を読む

二児の母の、家族のための読書の記録。

日本人たらしめるもの

子供のために社会科の勉強中の私が今回読んだのはこちら↓


こんな人向け

  • これから歴史を勉強する小学生
  • 日本ってそもそもどんな国?っていう外国人
  • すべての日本人


読んでよかった度:★★★★★

ブログ始めて初の五つ星!!

日本の成り立ち、文化、歴史、憲法、法律、自衛隊など日本という国を形成する要素を全ページイラスト入りで、小学生にもわかるようざっくり説明されてます。

この、ざっくり具合が素晴らしい。


日本史では「何年に誰が」なんて記載はなく、「こんなコトが起きてこうなった」という大枠にとどめているので時代の流れをつかむことができて歴史が苦手だった人間にはわかりやすい。

「なるほど」と思えるから「もう少し詳しく知りたい」につながる。

勉強はどれだけ興味を持てるかが大事。だから、社会科アレルギーにはもってこい。

でもみんな大好き戦国時代明治維新はしっかり各人物イラスト入りで説明あるのでご心配なく!

あとがきで著者自身も歴史が苦手だったと明かしていて、苦手だからこそ わかりやすく説明できるのではないかなと思う。


世界大戦の話では、各国動物に例えて説明。
日本はひよこ、アメリカはクマ、中国はライオンとみせかけて…!


これを読んで「世界大戦とは」を語るのは当然ムリ。


でも「え、つまりどういうこと?もうちょっと詳しく知りたい」につながる。


そのほかにも、日本人の発明や、日本人の性格、「空気を読む」とは何かなど、日本で暮らしていると気づきにくい日本の特徴などにもふれている。


よくもまぁ、ここまで詰め込んだな、という一冊。
巻末の参考文献の数をみてもすごい量。
なのに最後まで楽しくアッという間に読み終える。


日本人とは何か、日本人の心とは何か、どうあっていくべきかが〆の言葉で表されているように思う。
先人に感謝しつつ日本人として恥じることのないよう、日本のあるべき姿を子供たちに伝えられたらいいな。

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今日は子供たちのための読書でした。


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