私はハマってるわけじゃなかった縄文
- 作者: 山岡信貴
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2018/09/11
- メディア: 単行本
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こんな人向け
- 縄文がお好きな方
読んでよかった度:★★★☆☆
著者は「縄文にハマる人々」という映画の監督さんだそう。
私も縄文時代に興味を持ち、「ハマってる」と思っていたけど、著者いわく「ハマるとは人生を棒に振るレベル」なのだそうで、私なんかはその域にはまったくもって達していない模様。
古代の日本人の性格は?
日本史勉強中の私が今回読んだのは
歴史学者 松尾 光氏の『現代語訳 魏志倭人伝』。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 歴史 > その他
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 864円
読んでよかった度:★★★★☆
魏志倭人伝だけでなく、『漢書』『後漢書』などからも当時の日本の様子を記したものを原文と現代文を含め説明された本。
学校で習った魏志倭人伝は、中国の歴史書であることと、日本に卑弥呼が治める邪馬台国という国があったということくらい。
以前読んだ本で、「古代の日本人は全身に入れ墨をしていたことが魏志倭人伝に記されていた」という記載から興味をもって読んだみたんだけど、これがなかなか面白い!
遺跡からはわからない当時の日本
遺跡から当時の家や食べ物、道具はわかるけど、文字を持たなかった日本では知りえなかったことがたくさん。
蚕を育てて糸を紡いでいたとか、全身に顔料を塗っていたとか、その目的が海で漁をするときに大型の動物に襲われないようにするためとか、一夫多妻制であったとか、差別がないとか、人が死んだときに歌を歌い酒を飲み踊ったとか、遺跡からはわからないことだらけ。
どの書にも「女が多い」ってあるけど、男はなんで少なかったんだろう???
縄文人はどんな生活をしてた?
今回読んだのは、土偶大好きフリーライターの譽田 亜紀子さんによる『知られざる縄文ライフ』。
イラストはスソアキコさん。
読んでよかった度:★★★★☆
縄文時代の生活をたっぷりのイラストで紹介した本。
植物からつくった糸で機を織って服にし、木で船を作って海を渡り交易をし、呪術師が通過儀礼を行い、海水から塩をつくり、骨でつくった釣り針で釣りをし、植物を栽培し、土から土器をつくる。
なんて充実 縄文ライフ!(*'ω'*)
海で採った魚貝と海藻と海水を土器に入れてぐつぐつ…おいしそう!
髪は綺麗に結って漆塗りのかんざしを挿して、耳には石のピアス、手首には貝のブレスレット、首にはヒスイの首飾り。
おしゃれ!
でも、土器の作り方は載ってなかったなぁ。
学校では教えられない…?
女性を模したといわれる土偶は学校で習ったけど、男性を模したといわれる石棒については習わないから知らなかったなぁ…。
ってかこれは…教科書に載せられないか(*ノωノ)
気になる人は自分で調べてね。
実は超高齢化社会?
乳幼児の死亡率の高さから、寿命は30~40歳程度みたいだけど、一度大人になってしまえば意外と長生きだったようで、実は65歳以上が3割という説も。
平成29年の65歳以上の割合は27.7%。
今より高齢化社会Σ(゚Д゚ )
夢が膨らむ縄文事情
日本は火山灰のせいで土が酸性のため、有機物が残りにくいそう。
しかも当時の日本には文字がなかった。(実は文字があった説を最近知ったのでこれは今後調べてみたいな)
なので縄文時代の生活は想像の域を出ないものも多いみたい。
以前読んだ本では2年ごとに子供を産み続けたのではないかと書いてあったけど、この本では上の子に子守をしてもらうために間をあけて出産するなどコントロールしていたかもと想像。
避妊方法のない時代にそんなことできるのかなぁ(;´∀`)
縄文時代のデートを考えるコラムもあり、縄文人の恋事情の想像も膨らむばかり(*'▽')
彼らの恋のおかげで今の私たちにつながってるのよね。
今日は自分のための読書でした。
ドラえもんとタイムマシンで歴史の勉強
オオツノジカが仲間になりたそうにこちらを見ている…
↓この本で日本史を勉強しなおすことにしました。
こんな人向け
- 日本史をしっかり学びたい小6~中学生
- もう一度勉強しなおしたい、教科書に抵抗のない大人
こんな本です
教科書そっくり。
分厚い、横書き、ほぼ毎ページある白黒写真、章ごとのカラー写真…まさに教科書!!!
見た瞬間 歴史嫌いのアレルギー反応が…(´Д`)
でも めげない(`・ω・´)
1冊約300ページで7巻まであるので、学校で習う歴史より詳しく書かれているってことですよね。
この本を基本に、他の本で掘り下げつつ勉強していく予定です。